• このページを印刷する
  • 合わせガラスとは
  • 合わせガラスとは、2枚またはそれ以上のガラスをプラスチックの中間層で固着したものを指します。
    合わせガラスには、既存の単板強化ガラスや複層ガラスでは実現できなかった優れた特徴があります。
  • 合わせガラスの優れた特徴
    • 破損時に破片の飛散を防止する 安全性
    • 衝撃に対し貫通を防ぐ 防犯性
    • 優れた 防音性
    • 99%以上の 紫外線カット性能
  • 上記の優れた特徴を備えながらも、既存の建築用ガラスと遜色のない透明性を持っています。
    合わせガラスは世界中の建築家が関心を寄せている技術です。
  • 合わせガラスの製法
  • 合わせガラスの製法には「フィルム合わせ法」と「樹脂合わせ法」の2つが存在します。
    今日では、ほとんどの合わせガラスはフィルム合わせにより製造されています。
  • フィルム合わせガラスの工程では、PVBフィルムを2枚のガラスの間に置き、オートクレーブ圧力釜の中で高温と高圧により科学的及び機械的にガラスに密着させます。フィルム合わせガラスの製造ラインは多額の設備投資を必要とすると共にPVBフィルムの製造とオートクレーブ内での密着のために膨大な量のエネルギーを消費します。
  • フィルム合わせガラスの製造工程
  • 1, フィルム製造、エネルギー多消費の工程:化学メーカー
    2, 高温、高圧によるフィルムのガラスへの密着、エネルギー多消費の工程:ガラスメーカー
    ヘラクレス 樹脂合わせガラス
  • 我々ヘラクレスガラス技研は樹脂合わせガラスに注目し、「ヘラクレス樹脂合わせガラス」の製造技術開発に成功しました。この製造技術は、現在の主流となっているフィルム合わせ法と比較して大きな優位性を持っています。
  • フィルム合わせガラスとヘラクレス樹脂合わせガラスの比較
  • ヘラクレス樹脂合わせガラスは液体樹脂(弊社が合わせガラス専用に開発したポリウレタン/アクリル樹脂)をガラス板の間に注入し、室温と大気圧の中で透明の中間膜をガラスに密着させます。
    この製造工程は工場及び機械に多額の投資を必要とせず、また大きなエネルギーを必要としません。
  • ヘラクレス樹脂合わせガラスの製造技術はエネルギー消費を節約し、地球温暖化の防止に貢献します。
    通常のオートクレーブ工程(高温、高圧)は2KW/m2もの電力を消費しますが、ヘラクレス樹脂合わせガラス製造工程はオートクレーブを全く使用しないことから、
    0.72Kgs (2KW/m2 x 0.36Kg-CO2 = 0.72Kg/m2の二酸化炭素排出量を削減することができます。
  • 安全・防犯・省エネ機能の両立
  • 建物の設計を行う際、使用するガラスには高い安全性・防犯性が要求されます。合わせガラスは従来の強化ガラスや複層ガラスと比較し断然優れた安全・防犯特性を持つため、窓ガラスとして理想的な選択肢となります。
  • 社会全体で省エネ対策に取り組む昨今、建築家や建物オーナーにとって、窓ガラスに関わる熱エネルギー問題への対応は年々重要度を増しています。夏季の太陽光線による室温上昇、冬期の室外への熱損失は空調設備の大きな負荷としてビル管理費を圧迫します。
  • 上記のような熱問題に対する解決策として、ヘラクレスガラス技研では赤外線を遮蔽するする「ヘラクレスクール 50TM」と「ヘラクレスクール30TM」を開発しました。
  • ヘラクレス樹脂合わせガラスの安全・防犯性能と、ヘラクレスクール50&ヘラクレスクール30のの赤外線遮蔽機能を統合することにより、究極のビル用ガラスを提供することができます。